材木座について

明治期に海水浴場となり、夏目漱石の『こころ』に描かれて有名になった。源実朝が宋(中国)に渡る計画を立て、大きい船を完成させたが、遠浅のため進水できなかったとも伝えられている。
名称は鎌倉時代に鎌倉七座(米座、相物座、博労座、炭座、材木座、絹座、千朶積座)という商工組合があり、これに由来する。江戸時代には材木座村と内陸側の乱橋(みだればし)村に分かれていたが、のちに合併して大字「乱橋材木座」となり、これが住居表示に伴い材木座一丁目-六丁目となった。
2013年には鎌倉市が海水浴場の命名権を売りに出し、『鳩サブレー』で知られる地元の菓子店・豊島屋が10年契約で権利を購入したが、結局名称変更を行わず従来の名称を維持している。(Wikipedia参照

組合長に聞く材木座の魅力

– 海水浴場として本当に古くから多くの人に親しまれてきた鎌倉の海ですよね。
(組合長) そうだね。今年で134年(?)目を迎えるほど歴史はありますからね。特に、ここ材木座海岸は、昔から会社の保養所や別荘地として広く認知されていてね。たくさんの人が、来ていましたよ。

– 親子3代にわたってこの材木座を利用されている方もいらっしゃると聞きますよね。
(組合長) そうだね。この遠浅で穏やかな海ならば、小さなお子様を連れて来られた方も安心して海水浴を満喫できますね。この遠浅って言うのが結構いいことなのですよ。他の海だと、いきなり深くなっていますから、結構危険。でもここ材木座は、ずーっと遠浅。引き潮の時などは、コースロープのギリギリでも大人の人の腰の位置ぐらいになるときもあるくらいだからね。安心ですよ。それに岩場ではなくて、足下がずーっと砂浜だから危険なことも少ないし、さらには、透明度が高いから運がいいときは、足下を泳ぐ魚を見ることもできるんですよ。

– ちなみにどんな魚が見られますか?
(組合長) 5月からは、ホントに足下をシロギスが泳いでいたり、スズキや黒鯛、ハゼやカレイなど、カニやヤドカリなど、ホント様々な魚や貝が見ることができるよ。あとシラスが見られるときもありますね。

– 海が綺麗じゃなきゃお魚さんたちにも会えませんよね。鎌倉のシラスはホント美味しいですよね。ライフセーバーや地元の団体、それに海の業者が運営する材木座海岸。安心して夏も海が楽しく過ごせそうですね。
(組合長) 詳しいことは、ライフセーバーがいますから、彼らの注意をきちんと聞いて楽しんで欲しいです。海浜業者が海水浴場開設期間中は必ず毎朝、海岸を掃除していますからホントにゴミも少なく、綺麗な海で楽しい想い出が作れると思いますよ。

– 都心からも近く、綺麗で安心できる材木座海岸。是非皆様もお越しいただき、楽しい夏のひとときを過ごしていただければと思います。組合長ありがとうございました。

材木座海水浴場の取り組み



海岸の美化と維持活動

期間中は毎日、早朝と夕方の2回づつ、海水浴場内の全海の家スタッフが砂浜の清掃活動を行います。
また、台風や高波が通過の際には、地形の修復や漂流物の撤去など、素早い復旧作業に全力で取り組んでいます。


安心・安全

トレーニングを重ねたライフセーバーによる遊泳区域内の監視・救助活動、直近に位置する交番からの警察官巡回、海の家同士の緊密な連絡網など、海岸一体となっての安心を目指しています。


受動喫煙防止

全国に先駆けて施行される「神奈川県海水浴場等に関する条例」に従い、砂浜での喫煙行為は禁止となります。
喫煙は、各店舗周辺に設けられる喫煙所をご利用ください。
(店舗内での喫煙に関しては各々の海の家にお問い合わせください)